航空機の電波ステルスの歴史

ステルス技術は、レーダーが使われ始めた第二次世界大戦の頃から研究され始めた。

レーダーと言う「目」の研究・実用化と共に、その目から逃れる技術を研究するのもまた、当然の流れであった。

この時代のステルス機と言われているのが、大戦中にイギリス空軍で使用されたデハビランドモスキートであろう。

当時のイギリスでは資源の不足が心配されていたため、この木製のフレームにべニア板を張り合わせた爆撃機が開発された。

だが、木材を使用したことでレーダーから探知されにくいという副次的な効果を生んだ。

同様の理由から日本やドイツでも木製航空機の試作が行われたが強度が満たされず、金属製より重量増加となったため実用化はされなかった。

終戦間際の日本海軍では、試作潜水艦のセイル側面を外向きに傾けることで、アメリカ軍レーダー電波の反射を海面へ向ける工夫を始めている。

また、全翼機のYB-35やホルテンHo229など、結果的にステルス性を有する航空機の登場は比較的古い。

もっとも、当時のレーダーは信頼性に乏しく、センサー類も原始的なものがほとんどであった。
update:2010年06月27日